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隠岐・中ノ島で「裏」キンニャモニャ 台風接近、夏祭り中止で島民ら残念会

旧・崎小学校で開かれた「裏」キンニャモニャ」の様子

旧・崎小学校で開かれた「裏」キンニャモニャ」の様子

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 隠岐・島前中ノ島の夏を飾るキンニャモニャ祭りの中止を受け、「裏祭り」が8月25日、町内の旧・崎小学校(海士町崎)で開かれた。

開場と同時に80人以上が集まった

 毎年8月に開かれてきた同祭。島内外から踊り手1000人ほどが繰り出し「しゃもじ」を打ち鳴らしながら民謡「キンニャモニャ」に合わせて踊るパレードや、2000発を打ち上げる海上花火などのプログラムを展開する。今年は、24日の前夜祭と合わせて25日まで2日間での開催を予定していたが、台風19号・20号の接近をにらんで20日には中止を決めていた。

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 島を挙げて楽しもうという同祭が取りやめになる一方、台風は足早に去ったことを受け、島民の中にはポッカリと空いた両日を利用して職場や集落などの交友関係ごとに慰労を兼ねた残念会(=「裏祭り」)を開く人もあった。

 旧・崎小学校では25日夜、崎集落の若手でつくる壮青会のメンバーが残念会を開き、住民らを招待。持ち寄りによるドリンク・氷菓の振る舞いやバーベキュー・花火のサービス、同祭の余興で舞台に上がる予定だった生バンドによるライブなどで盛り上げた。祭りの中止で全室がキャンセルになったという旅館「お泊り処なかむら」(海士町海士)が同じく企画していた残念会も、宿の営業を休んで合流。開場と同時に子どもから大人まで80人以上が集まってにぎわった。

 8月いっぱいで本土へ引っ越すという30代の女性は「(島での)最後の同祭が中止になったのは残念だが、裏祭りのおかげで楽しい思い出ができた」と喜んでいた。