天気予報

17

13

みん経トピックス

地震で高速船欠航隠岐に味覚の秋到来

隠岐・海士町で「崎村だんじり」 豊漁願い40人が担ぎ手に

隠岐・海士町で「崎村だんじり」 豊漁願い40人が担ぎ手に

三穂神社の階段を上る「だんじり」

写真を拡大 地図を拡大

 隠岐・海士町の崎地区で10月23日、「崎村だんじり」が催された。

近年にない多くの参加者を迎えた

 「崎村だんじり」は江戸時代に岡山で冬を迎えた崎村出身の北前船の船員が、西宮神社(兵庫県西宮市)のだんじりを見て、同地区・三穂神社の祭礼に組み込んだのが始まりとされる。

 漁港を出発地として、カラフルな長じゅばんにたすき鉢巻きで化粧をした太鼓のたたき手である4人の子どもたちを乗せた「だんじり」を乗せた長さ約8.7メートルの担ぎ棒を40人の青年がそろいの白シャツ・ももひきをまとい担ぐ。音頭の歌い手や大漁旗の担ぎ手を含め、総勢60余人が地区内を練り歩き、「ちょーさいた」の掛け声で大きくだんじりを傾ける。その勇壮なさまに集まった観客は歓声を上げていた。

 大きく揺れるだんじりに乗り、太鼓や手拍子を打ち続ける子どもたちは、これで船乗りとしての素地(そじ)を養ったとも伝えられる。本来男の子が乗るものとされたが、女の子も加わり、新しい祭りの姿を見せた。

 約2時間、地区内を練り歩き、三穂神社にだんじりを奉納。続いてだんじりに飾り付けられたしいの小枝を手に取り、地元婦人会も加わり「はらえっちゃ踊り」を踊りながら中良公園へ。設営された特設ステージからは恒例の餅まきが行われ、4年に1度の「崎村だんじり」は幕を下ろした。

 古くから同地区のだんじりを知る滝中茂さんは締めのあいさつに立ち「人口減により開催が中断されたこともあるが、今は町内から『われこそは』と若者が集まり、総勢60余人が団結し、押し合いへし合いするだんじりとなった。また4年後が楽しみ」と次回のさらなるにぎわいに期待を寄せていた。

グローバルフォトニュース