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隠岐・西ノ島でジオパーク講演会-地域活性化への応用と提言も

48人が集まり、今井さんの話に聞き入った

48人が集まり、今井さんの話に聞き入った

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 隠岐・島前西ノ島の中央公民館(西ノ島町浦郷)で3月12日、「ジオパークで地域を元気に!」をテーマに講演会が行われた。講師はNPO法人「たじま海の学校」副代表・今井ひろこさん。

「ジオパークには地元を元気にする効果がある」と話す今井さん

 今井さんは、隠岐と共にジオパークに指定されている「山陰海岸」を町内に持つ兵庫県香美町からの来島。地元民宿の若おかみとして采配を振るう傍ら、同海岸ジオパークガイド・アドバイザーの資格を取得した。

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 取得の過程で「ジオパークとは何か」を学ぶうち、同海岸の指定を地域ビジネスに生かすことを思い立ったという今井さん。以来、同町ジオパーク推進員として出前講座を行うなど、まず地元住民にジオパークの意義を受け入れてもらいたいと奔走してきた。

 「ジオパークには地元を元気にする効果がある」と今井さん。「指定された理由を学ぶことで、その土地の独特な側面を知ることができる。地元で慣れ親しんだものが実は『宝』であることを再認識することも多い」と話す。「商品の背景を物語として肉付けすると、その商品を選ぶ明確な理由になる」とも。

 大阪出身とあって今井さんの話術は巧み。島内外から集まった48人の参加者それぞれのビジネスにも生かせる可能性を持つヒントをちりばめての講演は、笑いと感嘆の声が絶えない90分になった。

 講演会を主催した西ノ島町観光協会のニコラ・ジョーンズさんは「もっとたくさんの人に聞いてほしい内容だった。山陰海岸と隠岐の共通点は多いと感じた。ジオパーク認定をきっかけに隠岐4島が一丸となって、同エリアを盛り上げていくことができれば」と話していた。

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