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隠岐・知夫里島で「サザエつかみどり」 島ならではの夏休み恒例イベント

手つかずの自然が残る木佐根海岸(隠岐・知夫里島)

手つかずの自然が残る木佐根海岸(隠岐・知夫里島)

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 隠岐・知夫里島の木佐根海岸(知夫村薄毛)で8月1日、サザエのつかみどりイベントが行われた。

一抱えほどもある網にいっぱいのサザエを採る子ども

 同イベントは今年で28回目。サザエが豊富に獲れる知夫村で、毎年この時期に行われ、子どもも大人も和気あいあいとサザエ収穫と夏の海が楽しめることもあり、知る人ぞ知るイベントとして人気を集めている。

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 小さな湾内に位置する木佐根海岸は、オオミズナギドリの繁殖地としても知られ、大波加島(おおはかじま)を目前に控えた自然のままの海水浴場になっている。シャワーやトイレなど利便設備はなく、純粋に手つかずの自然が楽しめる場所。

 イベントでは、水深1メートルほどの海域に地元漁師の協力を得て集めたサザエをまき、子どもから順番に海に入って獲る。数に制限はなく、好きなだけ獲ることができるため、子どもたちも夢中で背丈ほどもある海に挑んでゆく。

 親子連れの参加者は「人に聞いて(隠岐の島町)西郷から来た。小さな子どもが自分でサザエを取ることができる場所はなかなかない。夢中で潜り、両手にサザエを持ってくる姿が頼もしく見える」と話す。和歌山から夏のバカンスで西ノ島を訪れたという家族連れは「フェイスブックでこのイベントのことを知った。食べきれないほど子どもたちがサザエを獲ってくるので、『もうサザエはいいからニイナ(ニナ貝)にしてと言ったほど』」と笑顔を見せていた。

 フランクフルトやサザエのつぼ焼き、おにぎり、お茶、ビールなども振る舞われ、今回はシーカヤックの試乗会も同時開催。

 知夫村役場観光推進課の山本英樹さんは「知夫里島は『無防備な島』。最低限のルールを守れば思いのままに楽しむことができる。子どもたちには海に潜って自分でサザエを採る楽しみを通じて、もっと自然に親しんでもらえたら」と話す。

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