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「箸袋で伝える感謝」全国へ 隠岐の若者、日本一周の旅に出発

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「Japanese tip」を広めようと奮闘する辰巳雄基さん

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 隠岐・海士町の辰巳雄基さん(25)が3月19日、4年越しで取り組んできた「Japanese tip」を広めようと同町から日本一周の旅に出発した。

賛同する飲食店から集まった「箸袋折り紙アート」

 「箸袋でなにかつくってね。それが、ごちそうさま、ありがとうのサイン」をうたい文句にする「Japanese tip」は、奈良県出身の辰巳さんが京都での大学在学中に立ち上げた取り組み。チップ制度のない日本で、感謝の気持ちを飲食店に伝える手段として箸袋と折り紙を組み合わせるアイデアを軸に立案。2012年には「eco japan cup」コンテスト・カルチャー部門のエココミュニケーション部門で準グランプリを獲得した。

 「飲食店でアルバイトを始めて、食べ残しが余りに多いことと、乱雑に散らかったテーブルに驚いた」と辰巳さん。「しかし、きれいに折られた箸袋がテーブルに残されているのを見つけたとき、『ごちそうさまでした』というお客さまの声を聞いたような気持ちになった」とも。「箸袋で何か作ってね、と呼び掛けることで、『食べ物に向き合う気持ち』や飲食店とのコミュニケーションが変わっていくのではないかと感じた」と立案のきっかけを話す。

 大学卒業後は海士町へIターン。同町教育委員会に籍を置いた。コンビニやファミレスのない同町での生活を通じて「食べ物の大切さ」「豊かな土地」「食と人の関わり」などを学んだという。同時に「Japanese tip」の取り組みを「もっと広めていきたいと思った」とも。

 「1年かけて軽自動車で47都道府県を回りたい。関西を4月に出発し、まずは東北を目指すつもり」と今回の旅について話す辰巳さん。「この取り組みを導入した店からは『食べ残しが目に見えて減った』『お客さまが面白がってくれる』などの反応があった。全都道府県に『Japanese tip』に賛同する飲食店の輪を広げることができれば」と意気込む。

 「Japanese tip」はクラウドファンディングでの支援も受け付けている。支援の見返りとして、全国から寄せられた「箸袋折り紙アート」の展覧会への案内状を送付する予定。

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